主宰者(指揮者)ご挨拶


皆様、合唱団スコラ・カントールムの新しいホームページにようこそおいでくださいました。1990年1月にスタートした当団は、今年創立12年目を迎えております。干支が一回りしてしまうわけで、過ぎ去りし時の速さと、今までにあげ得た成果の微々たるを慨嘆せざるをえません。しかし、古楽を中心とするレパートリーを持つアマチュア合唱団として幸いにも多くの方の暖かいご声援をいただき、志を同じくする素晴らしいソリスト・器楽演奏者の方々と共演することもできたのは、本当に得難い私たちの財産であります。この3月には節目となる第10回目の定期演奏会が行われました。おなじみのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、福沢宏さんを中心とする弦楽アンサンブル、そして第4回目の演奏会からほぼ毎回欠かさずに共演していただいているオルガンの能登伊津子さんのサポートを得て、今回も無事に終えることができました。ご協力いただいた方々、ご来場を賜った皆様に厚くお礼申し上げます。
さて当団のホームページは3年ほど前に開設されました。この間今日までホームページの運営にあたってくれたのは、当団の団員でもあり、イタリアはパルマの宮廷音楽について研究を重ねている音楽学者の丹羽誠志郎くんでした。丹羽くんは当団の第3回定期演奏会からの参加で、これまで8年近くにわたって、当団の活動を陰になり日なたになりながら支えてきてくれました。しかしこの4月より勤務先の関係で丹羽くんがその活動本拠を故郷の名古屋に移すことになり、残念ながら当団をいったん離れることとなりました。そこでホームページの運営を主宰者である私が引き継ぎ、構成を一新するとともに新たなコンセプトのもとに再出発することに致しました。この場をお借りしまして、今まで献身的にホームページ運営に携わっていただいた丹羽くんに、心からの感謝を捧げたいと思います。そして、21世紀を迎えて新たな決意のもとに意欲を燃やすスコラ・カントールムの活動と当ホームページに、励ましのお言葉や忌憚のないご批判を賜りたいと存じます。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
なお、私はホームページの作成は全くの初心者です。いわば手探り状態、まだまだ未熟なホームページです。いまだ準備中の箇所も多く皆様にはご迷惑をおかけしますが、長い目で見守っていただければ幸いに存じます。また私事で恐縮ですが、2001年3月31日をもって、私がスコラ・カントールムを立ち上げたその年からお世話になった勤務先、全寮制東京都立秋川高等学校が閉校となりました。昨年は三宅島の噴火に伴ってその避難児童・生徒の受け入れに秋川高校が指名され、私も大変貴重な経験をさせていただきました。この4月からは、東京都立目黒高等学校に勤務しております。わからないこと、慣れないことばかりでおのれの至らなさをひたすら反省する日々が続きます。音楽活動も思うに任せない状況ですが、時間の使い方を工夫して何とかご期待に応えようと思っています。それでは、当ホームページをごゆっくりお楽しみください。

2001年5月23日
スコラ・カントールム代表
野中  裕


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