主宰者(指揮者)ご挨拶


この文章をしたためている7月15日夜、外は激しい風が吹き始めています。台風7号の接近に伴うなま暖かい風です。しばらくホームページの更新ができずにいるうちに、季節は梅雨から夏へと移っていきました。皆さまはお元気でいらっしゃいましたでしょうか。私たちが本格的に今年度の練習を始めてから2ヶ月が経ちました。前回のご挨拶で今年度の活動のあらましをお伝えいたしましたが、この間にこれらの具体的内容が次々と決まり、大変慌ただしい日々を送っております。私たちのような小さな合唱団が、これほどまでに皆さまのご愛顧をいただき、様々な演奏機会を与えていただいていることに、改めて感謝の念を禁じ得ません。本年度の活動の具体的内容につきましては、近日中に当ホームページの 「コンサートのお知らせ・今後の活動予定など」のコーナーで発表いたします。特に10月19日土曜日に早稲田奉仕園スコットホールで行われる「100円コンサート」には、素敵なゲストの方々が4名出演してくださいます。一体誰が来てくださるのか、発表を楽しみにお待ちください。

10月19日の会場となる早稲田奉仕園スコットホールは、1912年にJ.E.スコット夫人より寄付され、現在もほぼその原形が保たれている煉瓦組積造りの建物です。東京都の「歴史的建造物の景観意匠保存」の指定も受けているとのことです。私たちが練習を行う会議室はスコットホールに隣接しており、日曜日の練習前などは、スコットホールの教会で結婚式を挙げたばかりの新郎新婦によく出会います。私たちが演奏させていただくのもこの教会ですが、音響面で大変に優れた会場です。赤煉瓦の外装と木造の内部構造が大変よくマッチし、柔らかな音質と十分かつ適度な残響を作り出しています。この環境を活かすため、どのような選曲でどのような演奏を心がけるかには、かなりの熟慮を費やしました。当日の演奏に是非ご期待いただきたいと思います。

私たちが初めて集まって練習した場所は、確か早稲田大学の第一学生会館と呼ばれた建物だったと思います。当時まだ私は早稲田の学生だったのでそこを借用することができたのですが、卒業とともに学生会館を借りることは難しくなり、文学部キャンパスのすぐ近くにある奉仕園を練習場として使うことになりました。最初に使っていた部屋は「会議室104号」という定員10名の小さな部屋で、そこで私は歌いながら指揮をしていました(しかしこの「104号」は限られた広さの割りによく響く部屋で、当時大変愛用させていただいたものです)。あれから13年、現在使用している部屋は定員30名の「会議室101号」に移りました。最初の練習を行った古い早稲田の学生会館はすっかり取り壊され、文学部キャンパス横に新しいクラブ部室ができました。そこは機械警備で、カードを持っていない者は入れないのだそうです。過ぎ去りし時の流れを否応なく感じます。この13年の間、私たちはいつも早稲田奉仕園で練習してきました。今回の「100円コンサート」はそのご恩返しとも考え、気合いを入れて本番に望みます。1週間前にある「栃木[蔵の街]音楽祭」とともに、皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。

では、当ホームページをごゆっくりお楽しみください。


2002年7月15日
スコラ・カントールム代表
野中  裕


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